ちんこ・亀頭がかゆい原因は場所でわかる 陰のうに塗れない水虫薬もある、市販薬の注意点

※この記事は広告を含みます。掲載している料金は各院の公式サイトで確認したものです。

ちんこがかゆい。亀頭の先がむずむずする、皮の内側が赤い、付け根がかゆくてたまらない。恥ずかしくて誰にも聞けないまま、とりあえず家にある水虫薬やかゆみ止めを塗ろうか迷っている人もいるかもしれません。

先に大事なことを書いておきます。Weblioケア編集部で市販の塗り薬の添付文書を読み比べたところ、代表的な水虫薬のラミシールATクリームには「陰のう」に使用しないよう書かれていて、ステロイドの塗り薬は原因によってはかえって悪化させるおそれがありました。かゆみの原因によって、塗ってよい薬がまったく違うのです。

この記事では、かゆい場所から原因の見当をつける方法、性病かどうかの見分け方を整理したうえで、添付文書から見た「陰部に使えない市販薬」と、受診先を解説します。

目次

ちんこがかゆいとき、かゆい場所で原因の見当をつける

ちんこのかゆみの原因はいくつもありますが、「どこがかゆいか」で、考えられる原因はかなり絞り込めます。場所によって、性病の可能性も、使ってよい薬も変わってきます。

場所別の早見表

かゆい場所一緒に見られやすいもの考えられる原因
亀頭・皮(包皮)赤み、ただれ、白いカス亀頭包皮炎、カンジダ、洗いすぎ・乾燥
竿(陰茎)赤み、小さな水ぶくれ、いぼかぶれ、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ
付け根・陰毛の生え際・内もも強いかゆみ、赤い輪、毛穴の赤いぶつぶつケジラミ、いんきんたむし、毛嚢炎
陰のう(たまの袋)かゆみ、ただれ湿疹、かぶれなど
尿道の中・先おしっこのときの痛み、膿尿道炎(クラミジア・淋菌など)

※目安です。見た目だけで病気を確かめることはできないため、症状が続くときは医療機関で診てもらいましょう。

尿道の中のかゆみは、皮膚の病気とは別に考える必要があります。尿道炎の見分け方は、尿道炎の記事で詳しく解説しています。

性病のかゆみと、性病以外のかゆみ

見分けるうえで大事なのは、かゆみ以外に何があるかです。水ぶくれ、いぼ、尿道からの膿、おしっこのときの痛みが一緒にあるなら、性感染症の可能性が高くなります。反対に、カサカサ乾燥している、コンドームや新しい石けんを使ってから始まった、という場合は、性病以外の原因のことが多いものです。

亀頭・皮(包皮)がかゆい

亀頭や皮のかゆみは、ちんこのかゆみの中でもよくあるパターンです。そして、市販薬の選び方をいちばん間違えやすい場所でもあります。

赤い・ただれるなら亀頭包皮炎

亀頭と包皮に炎症が起きた状態を亀頭包皮炎といい、赤み、かゆみ、ヒリヒリした痛み、ただれ、においのある分泌物が出ます。原因は細菌やカビの感染、洗い残し、刺激の強い石けんなどさまざまです。皮をむかないと亀頭が出ない状態だと、皮の内側が蒸れて汚れがたまりやすくなります。

逆に、石けんで洗いすぎて皮膚を守る脂が落ち、乾燥してかゆくなることもあります。ぬるま湯で、皮をやさしくむいて洗い、よく乾かすのが基本です。

白いカスが出るならカンジダ

亀頭や皮の内側が赤くかゆく、白いカスのようなものが付いているなら、カンジダというカビによる亀頭包皮炎の可能性があります。カンジダはもともと皮膚にいるカビで、体調を崩したとき、抗菌薬を飲んだあと、糖尿病があるときなどに増えやすくなります。パートナーが膣カンジダ症だと、性行為でうつることもあります。

竿・付け根がかゆい

竿や付け根のかゆみは、肌荒れのような原因のこともあれば、性感染症やカビ、虫が原因のこともあります。

かぶれ・性器ヘルペス・いぼ

コンドームのゴムや潤滑剤、新しい石けんが肌に合わずにかぶれることがあります。使うのをやめると治まることが多く、ゴムが合わない人はポリウレタン製を選ぶ方法もあります。

かゆみやピリピリした違和感のあとに小さな水ぶくれができ、破れてただれるのは、性器ヘルペスの特徴です。先がとがった小さないぼが増えていくなら、尖圭コンジローマの可能性があります。どちらも性感染症なので、早めに受診してください。一方、亀頭のふちに沿って白っぽい小さなつぶが並んでいるのは、真珠様陰茎小丘疹という病気ではない体のつくりのことがあります。

ケジラミ・いんきんたむし・毛嚢炎

陰毛の生え際が夜も眠れないほどかゆく、毛の根元に小さな虫や卵が付いている、下着に茶色い小さなしみが付く。こうした場合はケジラミが考えられます。MSDマニュアルによると、ケジラミの多くは性的接触で広がり、パートナーも一緒に治療する必要があります。

付け根から内ももに赤くかゆい部分が広がり、ふちが盛り上がって輪のように見えるなら、いんきんたむし(股部白癬)です。水虫と同じ白癬菌というカビが原因です。陰毛の毛穴に沿った赤いぶつぶつは、剃ったり抜いたりしたあとの毛嚢炎やカミソリ負けのことがあります。

陰部のかゆみに市販薬を塗る前に 添付文書で見る「使えない薬」

ここまで見てきたように、ちんこのかゆみの原因は、カビ、細菌、ウイルス、虫、かぶれとばらばらです。では、家にある市販薬をとりあえず塗ってよいのか。代表的な4つの市販薬の添付文書で確かめると、答えは「薬によって、塗ってはいけない場所や原因がある」でした。

種類製品の例添付文書に書かれていること
水虫・たむし薬ラミシールATクリーム次の部位には使用しない:「目や目の周囲、粘膜(例えば、口腔、鼻腔、膣等)、陰のう、外陰部等」
ステロイド配合の塗り薬フルコートf次の部位には使用しない:「水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等のある患部」
デリケートゾーン用かゆみ止めデリケアエムズ「粘膜部分には使用しないでください」。白癬菌には効果がないと明記
カンジダ薬エンペシドL効能は「腟カンジダの再発」。次の部位には使用しない:「腟内以外の部位」

※各製品の添付文書(PMDA掲載)より。製品は種類ごとの一例です。

代表的な水虫薬は陰のうに使えない

いんきんたむしは水虫と同じカビが原因なので、「水虫薬を塗ればいい」と考えがちです。ところがラミシールATクリームの添付文書では、陰のうと外陰部は「使用しないでください」とされる部位に入っています。さらに、「湿疹」か「みずむし、いんきんたむし」かがはっきりしない人は使う前に相談するよう書かれていて、陰のうにかゆみやただれがある場合は、湿疹など別の原因のことが多いとも注意書きされています。

ステロイドは、たむしやカンジダだと悪化するおそれ

かゆみによく効くイメージのあるステロイドの塗り薬は、フルコートfの添付文書で、「みずむし・たむし等のある患部」には使用しないとされています。使ったあとに「みずむし・たむし等の白癬」が出た場合は、副作用の可能性があるとも書かれています。ステロイドは皮膚の免疫の働きを抑えるため、カビが原因のかゆみに塗ると、かえって広げてしまうおそれがあるのです。カンジダが疑われる亀頭のかゆみに、自己判断でステロイドを塗るのは避けましょう。

陰部用のかゆみ止めも粘膜には使えない

男性のデリケートゾーン用として売られているデリケアエムズは、ステロイドを含まないかゆみ止めで、汗やムレ、下着のすれによるかゆみに使う薬です。ただし、添付文書には「粘膜部分には使用しないでください」とあり、白癬菌には効果がないことも明記されています。亀頭や皮の内側のようなデリケートな部分に塗ってよいか迷うときは、買う前に薬剤師に確認してください。

市販のカンジダ薬は女性の再発用

ドラッグストアで買えるカンジダの薬として知られるエンペシドLは、効能が「腟カンジダの再発(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る)」で、膣の中に入れる錠剤です。添付文書では「腟内以外の部位」には使用しないとされています。つまり、男性の亀頭のカンジダに使うことはできません。白いカスが出る亀頭のかゆみは、医療機関で原因を確かめてもらうのが近道です。

ちんこのかゆみは何科に行くか

市販薬で様子を見てよいのは、かぶれや汗・ムレなど原因がはっきりしていて、それを避ければ治まる場合くらいです。水ぶくれ、いぼ、膿、白いカス、広がる赤い輪があるときや、5〜6日使っても治らないときは、受診を考えましょう。

泌尿器科・皮膚科・性病科の使い分け

亀頭や皮のかゆみ、尿道のかゆみ、性病が心配な場合は泌尿器科か性病科が向いています。付け根や内もものかゆみ、ケジラミやいんきんたむしが疑われる場合は皮膚科が向いています。性病が原因なら、パートナーも一緒に検査と治療を受けないと、またうつし合ってしまいます。

オンライン診療で相談する

かゆみの見た目だけで、どの性病かを自分で見分けるのは簡単ではありません。受診先に迷うときは、たとえばDMMオンラインクリニックのようなオンライン診療で医師に相談することもでき、診察料はかかりません。ただ、オンラインで治療を受けられるのはクラミジア、性器ヘルペス、トリコモナス、ウレアプラズマ、カンジダの5つだけです。淋菌と梅毒は対面の医療機関での治療になり、検査を受けていないと適切な治療ができない場合もあります。

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