「ED治療のオンライン診療は、結局いくらかかるの?」——費用が分かりにくく、始めるのをためらう方は少なくありません。Weblioケア編集部が、ED治療のオンライン診療に対応する15院の料金を公式サイトで一次確認し、薬代・診察料・送料の内訳から、治療薬タイプ別の料金相場、総額のシミュレーション、費用を安く抑えるコツまで整理しました。数値はすべて税込で、確認できなかった項目は推測せず明記しています。
ED治療のオンライン診療の費用の内訳|薬代・診察料・送料の3つ
ED治療のオンライン診療でかかる費用は、大きく「薬代」「診察料」「送料(+手数料)」の3つに分かれます。ED治療は保険が使えない自由診療のため全額自己負担ですが、その分クリニックごとに料金が異なり、選び方しだいで総額を抑えられます。まずはこの3つの内訳を押さえましょう。
ED治療薬の薬代|1錠あたりの単価が費用の中心
費用の中心になるのが薬代です。ED治療薬は、定番のバイアグラ(シルデナフィル)、持続時間が長いシアリス(タダラフィル)、立ち上がりが早いレビトラ(バルデナフィル)が中心で、先発薬よりジェネリック(後発薬)が安くなります。同じ薬でも、まとめ買いや定期便を使うと1錠あたりの単価が下がり、シルデナフィルのジェネリックなら1錠250円前後まで安くなる院もあります。
診察料|0円の院と毎回かかる院がある
診察料は、多くのオンラインクリニックで0円ですが、毎回かかる院もあります。今回確認した15院では、診察料0円が大半でした。一方で、クリニックフォアは診察料1,650円(過去に決済歴があればオンライン自費は0円)、デジタルクリニックは初診1,650円・再診0円と、初回に診察料がかかる設計です。継続して使うほど、診察料0円かどうかが総額に効いてきます。
送料・手数料|無料になる条件をチェック
送料は、無料〜550円程度が中心です。elifeは送料無料、フィットクリニックは385円(1万円以上の処方で無料)、DMM・デジタル・Oops LOVE・レバクリは550円前後です。「一定額以上の購入で送料無料」という条件を設けている院も多く、まとめ買いなら送料が実質かからないこともあります。代金引換を選ぶと別途手数料がかかる院(フィット=330〜660円など)もあるため、支払い方法もあわせて確認しましょう。
ED治療薬の料金相場|1錠あたりの単価をタイプ別に比較
ED治療薬の1錠あたりの料金は、成分(薬のタイプ)と用量、先発かジェネリックか、そして錠数(まとめ買いの有無)で決まります。今回一次確認した15院をもとに、タイプ別のおおよその料金相場(税込)をまとめました。単価は錠数条件で変わるため、実際に購入する錠数での単価を確認してください。
| ED治療薬のタイプ | ジェネリックの1錠相場(税込) | 先発薬の1錠相場(税込) |
|---|---|---|
| シルデナフィル(バイアグラ系) | 約245〜900円 | バイアグラ 約1,300〜1,600円/ODフィルム 約968〜1,000円 |
| タダラフィル(シアリス系) | 約605〜1,700円 | シアリス 約1,490〜1,800円 |
| バルデナフィル(レビトラ系) | 約966〜1,800円 | レビトラ 先発は生産終了(ジェネリックのみ) |
バイアグラ(シルデナフィル)の料金相場
もっとも安く始めやすいのがシルデナフィル(バイアグラのジェネリック)です。まとめ買いや定期便を使うと1錠250〜300円前後まで下がり、今回の15院ではデジタルクリニックが150錠まとめで1錠245円、DMMが30mg・100錠で1錠255円と最安クラスでした。一方、少量のバラ売りだと1錠450〜900円と割高になります。先発のバイアグラは25mgが約1,300〜1,390円、50mgが約1,500〜1,600円が相場です。
シアリス(タダラフィル)の料金相場
タダラフィル(シアリスのジェネリック)は、シルデナフィルより単価が高めで、1錠あたり約605〜1,700円が相場です。持続時間が長く食事の影響を受けにくいため、タイミングを気にせず使いたい人に選ばれます。20mgの高用量ほど単価は上がる傾向です。先発のシアリスは10mgが約1,490〜1,700円、20mgが約1,790〜1,800円が目安です。
レビトラ(バルデナフィル)の料金相場
バルデナフィル(レビトラのジェネリック)は、立ち上がりの早さが特徴ですが、3タイプの中では単価が高めで1錠約966〜1,800円が相場です。レビトラは先発薬が生産終了しているため、現在はジェネリックでの取り扱いが中心となり、扱っていない院(フィットクリニックなど)もあります。
先発薬とジェネリックの料金差
ジェネリック(後発薬)は、先発薬と同じ有効成分を同量含み、効果は先発と同等とされる一方で価格が安く設定されています。たとえばシルデナフィルなら、先発バイアグラ50mgが約1,500〜1,600円に対し、ジェネリックはまとめ買いで1錠250〜300円台まで下がります。費用を抑えたい場合はジェネリックを、ブランドで選びたい場合は先発を、と使い分けるとよいでしょう。国内承認のジェネリックは、万一の重い副作用に対する医薬品副作用被害救済制度の対象になります。
ED治療のオンライン診療は結局いくら?|総額の料金シミュレーション
薬代・診察料・送料を合わせた総額は、「お試しで少量から始める場合」と「継続して使う場合」で大きく変わります。代表的なケースで目安を見てみましょう(いずれも税込・目安)。
まずお試しで始める場合の費用|数千円から
初めての方は、少量のお試しから始めると数千円で試せます。今回確認した院では、DMMのED薬お試し3種(低用量)+早漏ケアのセットが4,510円、Oops LOVEの2種ジェネリックが試せる2錠セットが2,420円などがありました。1錠から購入できる院もあり、バラ1錠+送料で1,000円前後から始められるケースもあります。まず自分に合う薬を見極めたい段階では、お試しが無駄になりにくい選び方です。
継続して使う場合の月額の目安|まとめ買いで単価を下げる
継続する場合は、まとめ買いや定期便で1錠単価を下げるのが基本です。たとえばシルデナフィルのジェネリックを1錠300円前後で月10錠使うと薬代は約3,000円、月30錠でも約9,000円が目安です。これに診察料0円・送料無料条件を満たせば、月々の総額は薬代とほぼ同じに抑えられます。タダラフィルやバルデナフィルを選ぶ場合は単価が上がるため、同じ錠数でも総額は高くなります。
ED治療の初診で処方できる錠数の上限|最安のまとめ買い単価は2回目以降が中心
ED治療の料金表で最安に見える単価は、100錠・150錠といったまとめ買いの単価であることがほとんどです。ただし、その錠数を初回から購入できるとは限りません。厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、初診の場合、基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対して8日分以上の処方は行わないこととされています。既往歴や服薬中の薬などの情報が医師に十分伝わっていない段階では、初回の処方量が抑えられることがある、という考え方です。
ED治療の初回費用は少量から、単価が下がるのは継続してから
そのため、ED治療のオンライン診療の実際の流れは、初回は少量またはお試しセットで始め、体質に合うことと安全に使えることを確認したうえで、2回目以降にまとめ買いや定期便へ移行して1錠単価を下げていく形が基本になります。前述のシミュレーションで示した1錠250円前後という単価も、この継続段階での目安と考えてください。初回の支払いは、お試しセットなら2,000〜5,000円程度、バラ数錠+送料なら1,000〜3,000円程度が現実的なレンジです。
逆にいえば、初回からいきなり大量の錠数を提示してくる案内には注意が必要です。費用面で損をしないという観点でも、初回に少量で試して合わない薬を大量に抱えないほうが、結果的に無駄な出費を避けられます。
ED治療の初診で用意しておくもの|本人確認書類と服用中の薬
初回の処方量は、医師が患者の状態をどこまで把握できたかによって変わります。診察をスムーズに進め、必要な錠数を相談しやすくするために、次の2つを事前に用意しておくとよいでしょう。
- 顔写真付きの本人確認書類:指針では、初診でオンライン診療を実施する場合の本人確認は原則として顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)で行うとされています。顔写真付きのものがない場合は2種類以上の身分証明書が必要になります。
- 服用中の薬・既往歴の情報:ED治療薬は、狭心症などで使われる硝酸薬との併用が禁忌です。お薬手帳や処方内容が分かるものを手元に置いて問診に答えると、医師が安全性を判断しやすくなります。
指針では、勃起不全治療薬を、禁忌の確認を行うのに十分な情報が得られていないままオンライン診療のみで処方することが、不適切な例として明記されています。問診が丁寧な院ほど初回は慎重な処方量になりますが、それは安全に配慮した運用であり、費用の安さだけで院を選ぶべきでない理由でもあります。
ED治療の費用を安く抑える5つのコツ
ED治療のオンライン診療の費用は、選び方しだいで無理なく抑えられます。編集部が確認した料金設計から、効果的な5つのコツを紹介します。
- ジェネリックを選ぶ:先発薬より大幅に安く、効果は同等とされます。費用重視ならまず候補になります。
- まとめ買い・定期便を使う:錠数が増えるほど1錠単価が下がります。シルデナフィルなら250円前後まで下がる院もあります。ただし初診では処方できる錠数に上限があるため、最安単価が使えるのは2回目以降が中心です。
- 診察料0円の院を選ぶ:継続するほど、毎回の診察料の有無が総額に効きます。
- 送料無料の条件を満たす:一定額以上で送料無料になる院が多く、まとめ買いなら実質送料ゼロにできます。
- お試しセットで合う薬を見極める:合わない薬を大量購入する失敗を防げます。ED治療薬は返品不可の院が多いため、少量から始めるのが安全です。
各院の実際の料金・単価は、ED治療のオンライン診療おすすめ比較(ハブ記事)の比較表で15院を横並びに確認できます。
ED治療に保険は使える?|費用が全額自己負担になる理由
ED治療は、原則として保険が使えない自由診療です。公的医療保険は病気やケガの治療に適用されますが、ED治療薬の処方は生活の質を高めるための治療と位置づけられ、保険適用の対象外とされています。このため料金はクリニックが独自に設定でき、同じ薬でも院ごとに価格差が生まれます。保険で安くならない分、1錠単価と診察料・送料をしっかり比較することが節約につながります。ED治療と保険の関係はED治療に保険は使える?の記事で詳しく解説しています。
ED治療薬を通販・個人輸入で安く買うのが危険な理由
「もっと安く買いたい」とインターネットの通販や個人輸入代行を検討する人もいますが、これは避けるべきです。ED治療薬は医師の処方が必要な医療用医薬品で、市販されていません。個人輸入されるED治療薬には偽造品や有効成分の含有量が不明な粗悪品が多く混じることが指摘されており、健康被害の報告もあります。個人輸入品は医薬品副作用被害救済制度の対象外にもなります。数百円の差のために大きなリスクを負うより、オンライン診療を含む医療機関で正規品の処方を受けるほうが、結果的に安全で安心です。
ED治療の費用に関するよくある質問(FAQ)
ED治療は1回いくらから始められますか?
1錠から購入できる院やお試しセットを使えば、数千円から始められます。バラ1錠+送料で1,000円前後から試せるケースもあります。まず自分に合う薬を見極めたい段階では、少量から始めるのがおすすめです。
ED治療の診察料は毎回かかりますか?
多くのオンラインクリニックは診察料0円ですが、毎回かかる院もあります。初回のみ診察料がかかり再診は0円という設計の院や、決済歴があれば無料になる院もあるため、継続前提なら診察料の条件を確認しましょう。
まとめ買いと都度購入はどちらが安いですか?
継続して使うなら、まとめ買い(定期便)のほうが1錠単価が下がって安くなります。一方で、合う薬をまだ決めかねている段階では、少量の都度購入やお試しセットのほうが、合わない薬を大量に抱えるリスクを避けられます。ED治療薬は返品不可の院が多い点に注意してください。
ED治療の初診でもまとめ買いはできますか?
初診では処方量が抑えられることがあります。厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」で、初診の場合は基礎疾患等の情報が把握できていない患者に対して8日分以上の処方は行わないこととされているためです。最安のまとめ買い単価は2回目以降に使えると考え、初回はお試しや少量から始めるのが現実的です。
クレジットカードの明細でED治療とバレませんか?
多くのクリニックは、明細に医療法人名やクリニック名が記載され、「ED治療薬」といった品目名は載らないよう配慮しています。とはいえ表記は院によって異なるため、気になる場合は事前に決済時の明細表記を確認しておくと安心です。
まとめ|ED治療の費用・料金相場と賢い選び方
ED治療のオンライン診療の費用は、薬代・診察料・送料の3つで決まり、選び方しだいで無理なく抑えられます。シルデナフィルのジェネリックはまとめ買いで1錠250円前後まで下がり、診察料0円・送料無料条件を満たせば月々の総額は薬代とほぼ同じにできます。費用を抑えるなら、①ジェネリック、②まとめ買い・定期便、③診察料0円、④送料無料条件、⑤お試しで見極め、の5点を意識しましょう。なお初診は処方できる錠数に上限があるため、最安のまとめ買い単価が使えるのは継続してからと考えておくと、初回費用の見込み違いを避けられます。各院の実額はED治療のオンライン診療おすすめ比較の比較表で確認できます。
参照情報
- 日本性機能学会/日本泌尿器科学会「男性性機能障害診療ガイドライン2025年版」(2018年刊『ED診療ガイドライン第3版』の後継)
- 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医薬品副作用被害救済制度」
- 厚生労働省「医薬品等の個人輸入について」
- 厚生労働省「オンライン診療について(国民・患者の皆様へ)」/「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月・令和8年4月改訂)

