足立区の禁煙外来は実質無料になる可能性|上限2万円の助成と指定協力医療機関75院の全リスト【2026年最新】

足立区で禁煙外来を受けるなら、まず知っておくべきことがあります。足立区は禁煙治療の自己負担分を上限2万円まで助成しています。他の区の助成が上限1万円であるのに対し、足立区は2倍です。

そして重要なのは金額の大きさです。区は助成の説明のなかで、保険適用の禁煙治療の自己負担分は一般的に1万3千円から2万円としています。つまり助成の上限2万円は、治療費のほぼ全額をカバーする水準ということになります。条件を満たして最後まで通えば、実質的な負担がゼロに近づく制度です。

もう一つ、見落とされやすい変更があります。この事業はもともと「18歳未満の子どもと同居する保護者、もしくは妊婦およびその同居するパートナー」に限定されていましたが、令和7年12月にこの要件が削除され、満20歳以上の足立区民なら誰でも対象になりました。インターネット上には子どもとの同居を条件とする古い情報が残っているため、対象外だと思い込んでいる人がいるかもしれません。

Weblioケア編集部では、2026年7月22日時点で足立区の公式ページと指定協力医療機関一覧(オープンデータ)75院を確認し、助成の使い方と対象医療機関を整理しました。

目次

足立区の禁煙外来は自己負担が実質ゼロになりうる|卒煙チャレンジ支援事業

正式名称は「子どもの健康を守る卒煙チャレンジ支援事業」。令和2年4月1日に始まった足立区の制度です。子どもや妊婦は受動喫煙による健康被害が大きく、小さな子どもは自ら煙を避けることもできない、という問題意識から始まりました。

助成額は上限2万円、治療費のほぼ全額をカバーする

指定の医療機関で健康保険が適用される禁煙治療を完了した人に、治療にかかった自己負担費用を助成します。上限2万円(1人1回まで)で、区は対象となる自己負担分を「一般的に1万3千円から2万円」と説明しています。

他区の助成は上限1万円が主流で、自己負担の半額しか出ない区もあります。足立区の設計は、治療費の実費をほぼそのまま返す水準です。ただし助成されるのは全ての治療を終えた人に限られます。

令和7年12月に対象が全区民へ拡大された

区は「子どもの受動喫煙防止をさらに推進するため、事業を見直し、対象を拡大しました」として、次の変更を行っています。

  • 「18歳未満の子どもと同居する保護者、もしくは、妊婦およびその同居するパートナー」という要件を削除
  • あわせて、治療の有効期間(登録日から1年以内)を新たに設定

現在の対象者は卒煙を希望する満20歳以上の足立区民で、足立区に住民登録があること(登録時および助成金申請時)、医療機関での禁煙治療中でないことが条件です。子どもの有無は問われません。

ニコチン依存症診断テストが5点未満だと対象外

足立区の制度で特徴的なのが、登録申請の時点でニコチン依存症診断テスト(TDS)の合計点数を申告する必要がある点です。区は「この診断テストが5点未満の場合、本事業の対象外となります」と明記し、テストのPDFを公開しています。

他区の助成は医療機関での診断を前提としますが、足立区は申請段階で自己採点が必要です。受診より先に、自分が5点以上かを確認しておく必要があります。

助成を受ける流れ|治療開始前の申請が絶対条件

  1. 治療開始前に、オンライン申請フォームまたは登録申請兼承諾書を区へ提出します。審査後、区から登録審査結果通知書が発送されます
  2. 登録審査結果通知書を受領してから、指定の医療機関で禁煙治療を開始します。治療は登録日から1年以内に完了させる必要があります
  3. 全ての治療を終えたら、助成金交付申請書を区へ提出します。医療費・薬剤費の領収書の原本と明細書を添付します
  4. 確認後、区から振込通知書が発送され、1か月から2か月ほどで振り込まれます

順序が厳格です。通知書を受け取る前に治療を始めてしまうと助成の対象になりません。禁煙外来に行こうと決めたら、受診の前に申請を済ませるのが鉄則です。申請先は足立区役所南館2階の衛生部こころとからだの健康づくり課健康づくり係(電話 03-3880-5433)です。

足立区で助成を受けるには「指定協力医療機関」を選ぶ必要がある

足立区の助成には、他区にない制約があります。助成の対象になるのは、区が指定した協力医療機関で受けた治療に限られます。江戸川区のように保険適用の医療機関ならどこでもよい、という制度ではありません。

区は指定協力医療機関一覧(令和8年1月1日現在)として75院を公表しています。この一覧はオープンデータとしてCSV形式でも公開されています。

一方、東京都が公表する「ニコチン依存症治療に保険が適用される医療機関一覧」では、足立区は80施設が届出をしています。この2つのリストは大部分が重なりますが、完全には一致しません。保険で禁煙治療を受けられる院であっても、区の指定協力医療機関でなければ助成は受けられない可能性があります。

助成を使いたい場合は、必ず区の指定協力医療機関一覧で確認してから受診してください。本記事の後半に75院の全リストを掲載しています。

指定協力医療機関でも禁煙外来を休止している場合がある

足立区自身も、「令和7年10月30日より、禁煙治療用飲み薬(チャンピックス)の出荷が再開されました。禁煙治療の受付状況については、ご希望の医療機関へ事前にご確認ください」と案内しています。東京都も同様に、届出があっても禁煙治療を休止している医療機関があると注記しています。指定一覧に載っていても、受診前の電話確認は必要です。

足立区の禁煙外来で公式に情報を公開している2院

編集部が確認した範囲では、区内で禁煙外来の治療内容や料金まで公式サイトに掲載していたのは2院でした。いずれも指定協力医療機関に含まれています。

あおば内科・総合診療クリニック|料金と依存症テストの全設問を公開

梅島一丁目の志村ビル2階にあるクリニックです。内科・総合診療のほか、予防接種、AGA治療・ED治療、心療内科も手がけています。

禁煙外来のページでは診察5回で3割負担の場合、約20,000円(処方箋料を含む)と料金を明示しています。足立区の助成上限が2万円ですから、この院で治療を完了して助成を受ければ、自己負担はほぼゼロになる計算です。

あわせて、ニコチン依存症を判定するテスト(TDS)の設問を掲載しています。「タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか」「タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか」といった設問が並び、精神的問題については、禁煙時の離脱症状ではなく、喫煙によって神経質になったり不安や抑うつの症状が出ている状態を指すという注釈も添えられています。

足立区の助成は登録申請時にTDSの合計点数が必要なので、受診前にこのページで自己採点できるのは実務的に便利です。タバコ代との比較として、1箱400円で1日1箱吸う場合の5週間分が14,000円になるという試算も示しています。

いいだクリニック|保険の要件を満たさなくても自由診療で対応

花畑五丁目のベルクスモール足立花畑中央店2階にある、内科・循環器内科のクリニックです。不整脈、狭心症、心不全、心筋梗塞といった循環器疾患を専門としています。

禁煙外来については、2006年から健康保険等が適用されて患者の負担が軽くなったこと、保険で受けるには一定の要件があり1回目の診察で医師が確認することを説明しています。そのうえで要件を満たさない場合でも自由診療で禁煙治療を受けられると明記しています。

ただし足立区の助成は健康保険が適用される治療が対象なので、自由診療を選んだ場合は助成の対象外になる点にはご注意ください。

足立区で助成が受けられる指定協力医療機関75院の一覧

足立区が公表する「子どもの健康を守る卒煙チャレンジ支援事業 指定協力医療機関一覧」(令和8年1月1日現在)の全75院です。住所は五十音順で並んでいます。

前述のとおり、指定一覧に載っていても禁煙外来を休止している場合があります。受診前に電話で実施状況をご確認ください。

No 医療機関名称 所在地(足立区) 電話番号
1 医療法人社団 眞仁会 青井診療所 青井四丁目29番23号 03-5888-8673
2 医療法人尚和会 足立慶友内科クリニック 足立一丁目12番12号 足立メディカルモール2階 03-5845-8711
3 医療法人社団 育楽会 あやせ駅前整形外科・内科 綾瀬一丁目32番13号 ハイネスアヤセ1階 A・B 03-3601-4171
4 医療法人社団 永真会 川の手通りクリニック 綾瀬二丁目33番2号 アヤセメディカルモール1階 03-5629-5611
5 医療法人社団 慶寿会 伊興医院 伊興三丁目6番22号 03-3899-6011
6 中本耳鼻咽喉科医院 伊興四丁目2番3号 03-3899-5212
7 東京ほくと医療生活協同組合 北足立生協診療所 入谷三丁目1番5号 03-3896-9971
8 医療法人社団 萃容会 梅島ハートクリニック 梅島一丁目13番2号 オギハラビル1階 03-5888-6717
9 医療法人社団 泰晴会 あおば内科・総合診療クリニック 梅島一丁目4番4号 志村ビル2階 03-5879-2489
10 医療法人社団 愛真会 西新井駅東口クリニック 梅島三丁目32番24号 第1矢野新ビル1階 03-3880-7777
11 あべ内科小児科 梅田一丁目18番5号 03-3886-6017
12 医療法人財団 梅田病院 梅田七丁目1番2号 03-3840-4511
13 扇大橋内科クリニック 扇二丁目25番21号 グランアヴェイル扇1階 03-5856-9125
14 医療法人社団 慶愛会 けいあいクリニック 大谷田五丁目18番12号 03-5682-7232
15 いりえクリニック 加賀一丁目18番18号 エステート野口102 03-6803-1818
16 加平クリニック 加平二丁目14番15号 03-3628-8077
17 医療法人社団 成駿会 秋元ファミリークリニック 栗原一丁目7番20号 小倉第二ビル1階 03-5856-7888
18 久勝医院 弘道二丁目1番3号 03-3889-4714
19 医療法人社団 江誠会 大久保医院 江北四丁目16番14号 03-3890-0461
20 医療法人社団 仁良会 江北駅前おひさま内科・小児科 江北四丁目29番5号 KJメディカルモール2階 03-3856-0130
21 東京女子医科大学附属足立医療センター 江北四丁目33番1号 03-3857-0111
22 江北ファミリークリニック 江北五丁目1番1号 モンリッシュII 1階 03-3897-3030
23 医療法人社団 江友会 江北クリニック 江北六丁目30番20号 03-3854-3123
24 医療法人社団 理晴会 つのだ内科クリニック 江北七丁目14番5号 1階 03-5839-6705
25 医療法人社団 江友会 古千谷クリニック 古千谷本町一丁目2番21号 03-3856-7841
26 井川内科消化器クリニック 島根一丁目11番5号 シャン・ド・ヴィラージュ1階 03-5851-2800
27 医療法人社団 江友会 島根クリニック 島根一丁目13番14号 03-3883-8375
28 医療法人社団 忠医会 大高病院 島根三丁目17番8号 03-5856-7319
29 特定医療法人社団 潤恵会 敬仁病院 新田二丁目18番6号 03-3913-3106
30 東京ほくと医療生活協同組合 鹿浜診療所 新田二丁目4番15号 03-3912-8491
31 医療法人社団 山栄会 山﨑内科クリニック 千住二丁目27番地 フリーデンベルク1階 03-3881-6565
32 医療法人財団 南葛勤医協 健愛クリニック 千住曙町37番8号 03-5813-1805
33 医療法人社団 叡美会 えのもとファミリークリニック 千住橋戸町1番地13 ポンテポルタ千住4階 03-6806-2471
34 社会福祉法人 勝楽堂病院 千住柳町5番1号 03-3881-0137
35 医療法人社団 医眞会 竹ノ塚診療所 竹の塚一丁目39番14号 101号 03-3884-5451
36 医療法人社団 星風会 井上クリニック 竹の塚五丁目11番8号 03-3850-5771
37 医療法人社団 雙信会 井上てるクリニック 竹の塚五丁目7番10号 森屋ビル202号 03-5851-7666
38 竹ノ塚駅前クリニック内科小児科皮膚科 竹の塚六丁目11番1号 T・キューブ1階 A2・B号室 03-5831-5755
39 医療法人社団俊爽会 五反野皮ふ・こどもクリニック 中央本町二丁目26番13号 サミットストア五反野内3階 03-5845-0415
40 医療法人社団 春央会 大澤クリニック 中央本町四丁目9番10号 03-3849-2995
41 椿1丁目内科クリニック 椿一丁目6番13号 03-3890-1860
42 医療法人社団 恭美会 西川クリニック 東和二丁目16番3号 03-3605-3333
43 高田医院 東和四丁目5番8号 03-3605-0329
44 医療法人社団OPC 北綾瀬とうわクリニック 東和五丁目12番13号 小田萬ビル2階 03-5856-2450
45 とねり内科 舎人一丁目11番10号 クリニックステーション舎人2階 03-6803-1168
46 武井内科クリニック 舎人六丁目10番地11 102号 03-5837-4127
47 おかのクリニック 西新井一丁目11番4号 03-3898-4983
48 医療法人社団 洸青会 ルミナス内科クリニック 西新井一丁目38番11号 オリエント第6ビル103 03-5837-2577
49 社会医療法人社団 昭愛会 水野クリニック 西新井六丁目31番15号 03-3898-9300
50 医療法人社団 福寿会 福寿会クリニック 西新井本町五丁目7番14号 E.M.Sビル1階〜3階 03-5888-6601
51 医療法人社団 あすは会 西伊興クリニック 西伊興四丁目1番1号 03-5838-7077
52 やまざきメディカルスクエア 西伊興二丁目3番9号 03-5647-9948
53 医療法人社団 邦亜会 たけだクリニック 西保木間三丁目22番14号 西保木間クリニックビレッジ 03-5831-6886
54 藤井クリニック 花畑四丁目26番7号 シャイン花畑1階 03-5851-0280
55 医療法人社団 友愛会 友愛病院 花畑四丁目33番8号 03-3884-1235
56 いいだクリニック 花畑五丁目13番2号 ベルクスモール足立花畑中央店2階 03-3860-1810
57 綾瀬セントラル内科クリニック 東綾瀬一丁目9番4号 プラザ白うめ3階 03-5856-0715
58 医療法人社団 あすは会 東伊興クリニック 東伊興三丁目21番3号 03-5691-7077
59 あさぬま医院 一ツ家二丁目11番12号 03-3883-7276
60 社会医療法人社団 慈生会 等潤病院 一ツ家四丁目3番4号 03-3850-8711
61 医療法人社団 昭生会 井上医院 保木間一丁目31番10号 03-3858-1500
62 医療法人社団 健立会 倉井内科医院 保木間二丁目3番4号 03-3859-7611
63 医療法人社団 一亮会 ほつかクリニック 保塚町18番15号 03-3858-3822
64 南花畑クリニック 南花畑二丁目13番17号 103号室 03-5856-5125
65 八光医院 南花畑二丁目49番1号 03-3850-5615
66 医療法人社団 容生会 増田クリニック 南花畑五丁目17番1号 03-3885-6837
67 東京ふれあい医療生活協同組合 ふれあいファミリークリニック 宮城一丁目33番20号 03-6908-4330
68 医療法人社団 宏心会 六ツ木診療所 六木一丁目4番14号 03-3629-1661
69 長﨑診療所 本木二丁目7番5号 03-3880-6138
70 医療法人社団 博ゆう会 大川クリニック 谷在家三丁目21番13号 光ビル1階 03-5837-8811
71 北綾瀬駅前せたクリニック 谷中二丁目5番10号 クイーンハイツ浅伊2階 03-3628-8181
72 医療法人社団 栄悠会 あやせ循環器クリニック 谷中三丁目6番9号 03-3605-2821
73 北綾瀬内科 谷中四丁目8番1号 ららテラス北綾瀬4階 03-6802-5623
74 中山内科医院 六町一丁目15番34号 03-3884-6869
75 六町駅クリニック 六町四丁目2番27号 六町佐藤ビル2階 03-3883-8069

出典:足立区「子どもの健康を守る卒煙チャレンジ支援事業 指定協力医療機関一覧」(令和8年1月1日現在/一部、1月1日以降の名称変更等を反映)。同区がオープンデータとして公開しているCSVにもとづきます。

足立区の禁煙外来の費用|助成を使った場合の実質負担

足立区は助成の説明のなかで、保険適用の禁煙治療の自己負担分を一般的に1万3千円から2万円としています。あおば内科・総合診療クリニックが公表する診察5回・約20,000円という金額も、この範囲に収まります。

項目 金額
保険3割の自己負担(12週5回) 13,000〜20,000円
足立区の助成 上限20,000円
実質負担 0円〜数千円

比較のために、同じ12週間タバコを吸い続けた場合を見ておきます。1箱600円を1日1箱として約54,000円。助成を使えば、実質負担ゼロで禁煙治療を受けられる可能性があることになります。この条件は東京23区のなかでもかなり有利です。

ただし助成の対象は健康保険が適用される治療に限られます。保険の要件を満たさず自由診療になった場合は対象外です。禁煙外来の費用の考え方は、禁煙外来の料金・費用の記事で保険と自費を横断して整理しています。

足立区の禁煙外来で保険適用を受ける条件

保険適用の要件は全国共通です。東京都保健医療局は次の3項目すべてに該当する場合に保険が適用されると案内しています。

  • ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断された方(10点中5点以上)
  • 35歳以上は、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上である方
  • ただちに禁煙することを希望し、「禁煙治療のための標準手順書」に則った治療について説明を受け、文書で同意した方

2016年4月から34歳以下はブリンクマン指数の条件が撤廃され、2020年からは加熱式たばこを喫煙している人も対象になりました。過去に保険で禁煙治療を受けた人は、前回の初回診察日から1年以上経過していることが必要です。

足立区の助成はこの保険適用が前提となるため、TDSが5点未満だと保険も助成も使えません。区が申請時に点数を確認するのはこのためです。

足立区の禁煙外来で行われる治療と禁煙補助薬

足立区は治療内容についても公式サイトで説明しています。医療機関での禁煙治療は標準的には12週間にわたり計5回行われ、医師あるいは専任看護職員から問診や検査、禁煙補助薬の説明と処方、禁煙へのアドバイスを受けます。

禁煙補助薬で成功率は1.6〜2.3倍

禁煙補助薬にはニコチンパッチ(貼り薬)とバレニクリン(飲み薬)があります。区は、これらが禁煙時のニコチン切れの離脱症状(イライラや不安、集中力低下など)を緩和させる効果があり、禁煙成功率が約1.6倍から2.3倍も高まると説明しています。

飲み薬のチャンピックス(バレニクリン)は2021年から長く出荷が停止していましたが、2025年10月30日に出荷が再開されました。足立区も公式ページでファイザーの出荷再開案内を掲載しています。市販の禁煙補助薬との違いは市販の禁煙補助薬と処方薬の比較記事で解説しています。

妊娠中は禁煙補助薬を使えない

区は妊娠中は禁煙補助薬を使えないため、医師等からのアドバイスが主たる治療となると明記しています。妊娠中の方が禁煙を考える場合、薬に頼らないカウンセリング中心の治療になる点を理解しておく必要があります。

足立区が示す受動喫煙の影響|妊婦と子どもへのリスク

足立区は事業の背景として、受動喫煙が妊婦と子どもに与える影響を具体的な数字で示しています。

妊婦へのリスクとして、流産・早産・死産・低出生体重児の可能性が高まるとしています。

子どもへのリスクとしては、乳幼児突然死症候群、喘息や咳・たんといった気管支症状、中耳炎、たばこの誤飲、母親が喫煙者の場合の母乳からのニコチン取り込みを挙げています。とくに乳幼児突然死症候群については、親1人が喫煙者の場合は1.6倍、親2人が喫煙者の場合は4.77倍とリスクの倍率まで示しています。

対象要件からは子どもとの同居が外れましたが、事業名に「子どもの健康を守る」が残っているのはこうした背景があるためです。

足立区で通院が難しい場合の選択肢|禁煙外来のオンライン診療という方法

足立区の場合、保険の条件を満たす区民なら、区内の指定協力医療機関で保険診療を受けるのが圧倒的に有利です。助成で実質負担がゼロに近づくため、他の選択肢と比べる意味がほとんどありません。この点は正直にお伝えしておきます。

オンライン診療が選択肢になるのはどんな場合か

ただし、次のようなケースでは前提が変わります。

  • TDSが5点未満で、保険適用にも助成にも該当しない
  • 35歳以上でブリンクマン指数が200未満など、保険の要件を満たさない
  • 前回の禁煙治療から1年が経っていない
  • すでに助成の交付を受けている(1人1回まで)
  • 足立区に住民登録がない(在勤・在学では対象外)
  • 12週間で5回の通院枠を確保できない

これらの場合は自由診療になり、区の助成も使えません。比較すべき相手が保険診療ではなく自由診療どうしになります。初診からオンラインで完結する自費のクリニックは、薬代でおおむね36,000円〜44,000円、診察料と送料を含めても36,000円〜46,000円程度です。通院そのものが不要になるため、5回の受診枠を確保できない人にとっては完走率の面でも有利に働きます。

ただしオンライン診療にも、薬が届くまでの待ち時間や対面での呼気一酸化炭素濃度測定ができないといった制約があります。判断材料は禁煙外来のオンライン診療おすすめ比較で自費4院・保険12院を横並びにしています。デメリット面はオンライン診療のデメリット解説、利用者の声は口コミ・評判のまとめをご覧ください。

足立区の禁煙外来に関するよくある質問

足立区の禁煙外来の助成はいくらもらえますか

上限2万円(1人1回まで)です。健康保険が適用される禁煙治療の自己負担分が対象で、区は自己負担額を一般的に1万3千円から2万円としています。全ての治療を終えた方に限られます。

子どもがいないと助成を受けられませんか

受けられます。令和7年12月に「18歳未満の子どもと同居する保護者、もしくは妊婦およびその同居するパートナー」という要件が削除されました。現在は卒煙を希望する満20歳以上の足立区民であれば対象です。インターネット上には子どもとの同居を条件とする古い情報が残っているためご注意ください。

助成はどのタイミングで申請すればいいですか

治療開始前です。申請後に区から登録審査結果通知書が届き、それを受け取ってから指定の医療機関で治療を開始します。通知書の受領前に治療を始めると助成の対象になりません。治療は登録日から1年以内に完了させる必要があります。

どの医療機関でも助成の対象になりますか

いいえ。区が指定した協力医療機関で受けた治療に限られます。令和8年1月1日現在で75院が指定されており、本記事に全リストを掲載しています。東京都が公表する保険適用の医療機関一覧(足立区80施設)とは完全には一致しないため、助成を使う場合は必ず区の指定一覧でご確認ください。

ニコチン依存症診断テストは受診前に受ける必要がありますか

はい。足立区は登録申請の際にTDSの合計点数が必要としており、5点未満の場合は本事業の対象外になります。区が診断テストのPDFを公開しているので、申請前にご確認ください。あおば内科・総合診療クリニックの公式サイトでも設問を確認できます。

妊娠中でも禁煙外来を受けられますか

受けられますが、妊娠中は禁煙補助薬を使えないため、医師等からのアドバイスが主たる治療になると区が説明しています。まずは医療機関にご相談ください。

公式サイトに載っていても禁煙外来をやっていないことはありますか

あります。足立区自身が「禁煙治療の受付状況については、ご希望の医療機関へ事前にご確認ください」と案内しています。チャンピックスの出荷停止期間中に受付を止めた医療機関があり、再開の反映状況は院によって異なります。受診前の電話確認をおすすめします。

まとめ|足立区で禁煙外来を受けるなら申請の順序がすべて

足立区は東京23区のなかでも禁煙治療の条件が有利な区です。助成上限2万円は他区の倍で、保険適用の自己負担分をほぼ全額カバーします。ただし制度を使いこなすには順序と条件を押さえる必要があります。

  • 先にニコチン依存症診断テスト(TDS)を自己採点する。5点未満だと保険も助成も対象外
  • 受診より先に区へ登録申請する。登録審査結果通知書を受け取ってから治療開始
  • 指定協力医療機関75院のなかから選ぶ。保険が使える院でも指定外なら助成対象外の可能性
  • 受診前に電話で禁煙外来の実施状況を確認する
  • 領収書と明細書の原本を保管する。交付申請で必要
  • 登録日から1年以内に治療を完了する

公式サイトで料金まで公開しているのは、あおば内科・総合診療クリニック(診察5回で約20,000円)です。この金額なら助成上限2万円でほぼ相殺されます。保険の要件を満たさない場合は、いいだクリニックのように自由診療で対応する院もありますが、その場合は助成の対象外になります。

そして最も重要なのは、12週間で5回の通院を完走できるかどうかです。足立区の助成は「全ての治療を終えた方」が条件なので、途中で中断すると保険での再挑戦が1年後になるうえ、助成も受けられません。生活リズムのなかで5回分の受診枠を確保できるかを先に確認してください。通院の継続に不安がある場合は、オンライン診療という選択肢も含めて検討する価値があります。

掲載情報の更新・修正のご依頼について

本記事の掲載内容は、足立区および東京都保健医療局が公表する資料、ならびに各医療機関の公式サイトにもとづき、2026年7月22日時点で編集部が作成しています。助成制度の内容や指定協力医療機関は変更される場合があります。助成の詳細は必ず足立区の公式ページでご確認ください。

掲載医療機関のご担当者様で、記載内容の修正・追記・削除をご希望の場合は、Weblioケア編集部までご連絡ください。確認のうえ速やかに対応いたします。詳細な院紹介への掲載をご希望の場合も受け付けております。

参照情報

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次