生理がこない・遅れたら妊娠検査薬はいつから?感度50と25で使える日が1週間違う

※この記事は広告を含みます。掲載している料金は各院の公式サイトで確認したものです。

生理予定日を過ぎたのに、まだ来ない。もしかして妊娠?それとも体のどこかがおかしい?生理の遅れに気づいたとき、まず知りたいのは「妊娠検査薬はいつから使えるのか」ではないでしょうか。

Weblioケア編集部で、一般の妊娠検査薬と、生理予定日当日から使えるタイプの説明書(添付文書)を並べて読むと、答えは検査薬が反応するホルモンの量(感度)にありました。一般の検査薬は尿1mLあたり50mIU、予定日当日から使えるタイプは25mIU。この2倍の差が、使える日の約1週間の差になっています。

この記事では、生理が遅れた日数ごとにやること、妊娠検査薬をいつから使えるかとその理由、妊娠以外で生理が来ない原因、ピルを飲んでいるのに来ないときの目安、「きそうでこない」生理を早く来させる方法はあるのか、病院に行く目安までを解説します。

目次

生理が来ない・遅れたら「何日遅れているか」で次にやることが決まる

生理が来ないときに大切なのは、あわてていろいろ調べる前に、「何日遅れているか」と「妊娠の可能性があるか」の2つを確かめることです。

日数別の早見表

予定日からの遅れ妊娠の可能性がある場合妊娠の可能性がない場合
1週間未満一般の妊娠検査薬ではまだ判定しにくい時期数日のずれはよくあること。様子を見る
約1週間一般の妊娠検査薬を使うストレスや体重の変化など、思い当たる原因を振り返る
陰性で、さらに約1週間来ないもう一度検査するか、医師に相談する周期の記録をつける
3か月以上来ない妊娠の可能性にかかわらず、婦人科を受診する

※一般的な目安です。強い腹痛や大量の出血がある場合は、日数にかかわらずすぐに受診してください。

そもそも正常な周期は何日か

日本産婦人科医会によると、正常な生理の周期は25〜38日で、周期のばらつきは6日以内とされています。毎回ぴったり同じ日数で来なくても、数日のずれは正常の範囲です。周期が39日以上あく状態は「稀発月経」、それまであった生理が3か月以上止まった状態は「続発性無月経」といいます。

いつもの周期が長めの人なら、「遅れた」と感じてもまだ予定日の範囲内ということもあります。自分の周期を知るためにも、生理が始まった日をアプリや手帳に記録しておきましょう。では、妊娠の可能性がある場合、検査薬はいつから使えるのでしょうか。

妊娠検査薬はいつから? 感度の違いで使える日が変わる

妊娠検査薬は、妊娠すると作られ、尿に出てくるhCGというホルモンを検出するものです。妊娠のごく初期はhCGの量が少なく、日がたつにつれて増えていきます。つまり、少ない量でも反応する検査薬ほど、早い時期から使えるということです。

チェックワンS(一般の妊娠検査薬)チェックワンファスト(早期のタイプ)
区分一般用検査薬(第2類医薬品)体外診断用医薬品
検出感度(尿中hCG)50mIU/mL25mIU/mL
検査できる時期生理予定日の約1週間後から生理予定日の当日から
使う尿1日のうち、どの時間の尿でもよい尿が薄いと陰性になることがあるため、疑わしいときは早朝尿で再検査
陰性で生理が来ないとき約1週間後に再検査するか、医師に相談さらに1週間後に再検査

※各製品の説明書・添付文書(アラクス)より。

一般の検査薬は予定日1週間後から(感度50mIU/mL)

ドラッグストアで買える一般の妊娠検査薬チェックワンSは、感度が50mIU/mLで、生理予定日の約1週間後から検査できます。hCGは妊娠の週数とともに増えていくので、50mIU/mLという量に届くまで、予定日から1週間ほど待つ設計になっているわけです。

それでも説明書には、妊娠の初期は人によってまれに尿中のhCGがごく少なく、陰性や不明瞭な結果が出ることがあると書かれています。生理の周期が不規則な人は、前回の周期をもとに予定日を出し、その約1週間後に検査するよう案内されています。

予定日当日から使えるタイプは感度25mIU/mL

一方、チェックワンファストは感度が25mIU/mLで、半分の量のhCGでも反応します。そのため生理予定日の当日から検査できます。ただし、添付文書上の区分は一般用検査薬ではなく「体外診断用医薬品」です。一般の検査薬と同じように手に取れるとは限らないので、入手方法は薬剤師や医療機関に確認してください。

早く使えるタイプでも、陰性で生理が来なければ1週間後にもう一度検査するよう書かれています。早い時期に陰性が出ても、「妊娠していない」とは言い切れないということです。予定日前の「フライング検査」はなおさらで、hCGがまだ少なく、妊娠していても陰性になることがあります。

陰性なのに生理が来ないとき、陽性でも妊娠でないとき

正しい時期に検査して陰性だったのに生理が来ない場合、説明書は約1週間後に再検査するか、医師に相談するよう求めています。排卵が遅れていて、思っていたより妊娠の時期が遅かった可能性などがあるからです。説明書は、生理が来ていないのに陰性になる場合として、周期が不規則、日数の計算違い、子宮外妊娠なども挙げています。

反対に、妊娠していなくても陽性になる場合もあります。説明書には、閉経期、hCGを作る腫瘍、排卵誘発などのホルモン剤を使っている場合、高度の糖尿・蛋白尿・血尿が挙げられています。陽性なら、正常な妊娠かどうかを確かめるためにも、できるだけ早く医師の診察を受けてください。

妊娠以外で生理が来ない・遅れる原因

妊娠の可能性がない、または再検査でも陰性だった場合に考えられる原因を整理します。

生理は、脳からの指令で卵巣からホルモンが出ることで起こります。強いストレスや急なダイエット、激しい運動で脳の働きが乱れると、排卵が遅れたり止まったりして、生理が遅れたり来なかったりします。日本女性心身医学会も、急激なダイエットやストレスによるホルモンバランスの崩れを、月経不順の原因として挙げています。仕事の繁忙期、引っ越し、試験など、思い当たるできごとがないか振り返ってみてください。

遅れが続く場合は、病気が隠れていることもあります。代表的なのが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、卵胞が育ちにくく排卵が起こりにくくなるため、周期が長くなったり、なかなか来なかったりします。甲状腺の病気や、乳汁を出すホルモンが多くなる病気も原因になります。また、産後の授乳中は排卵が抑えられて生理が戻りにくく、40代は閉経に向けて周期が乱れやすくなります。どちらの時期も妊娠の可能性はゼロではないので、気になるときは検査で確かめてください。

ピルを飲んでいるのに生理が来ない

低用量ピルを飲んでいる人の場合は、考え方が少し違います。休薬期間(または偽薬の期間)に来る生理のような出血は「消退出血」と呼ばれ、ピルで子宮内膜が薄くなるため、出血が少ない、あるいは来ないこともあります。

1回来ないだけなら慌てない、2周期続けてなら確認

ファボワール錠の添付文書には、服用中に消退出血が2周期続けて来なかった場合は、飲み続ける前に妊娠していないことを確認するよう書かれています。裏を返せば、正しく飲めている周期に1回来なかっただけで、すぐに妊娠を心配する必要はないということです。

飲み忘れ・下痢や嘔吐のあとは要注意、一般的な使い方の失敗率は9%

ただし、1回でも心配したほうがよい場合があります。同じ添付文書では、2日以上続けて飲み忘れた場合はいったん服用をやめて次の月経を待ち、その周期はほかの避妊法を使うよう求めています。激しい下痢や嘔吐が続いた場合も、薬が吸収されにくくなり妊娠する可能性が高くなるとされています。

添付文書には、避妊法ごとの使い始め1年間の失敗率も載っています。ピルは、正しく飲み続けた場合は0.3%ですが、飲み忘れを含めた一般的な使い方では9%です。飲み忘れや下痢・嘔吐があった周期に消退出血が来なければ、1回目でも妊娠検査薬で確かめ、処方した医師に相談しましょう。

アフターピルのあとは7日遅れたら検査

アフターピル(緊急避妊薬)を飲んだあとは、ホルモンの影響で次の生理が早く来たり遅れたりすることがあります。日本産科婦人科学会の緊急避妊の指針では、予定より7日以上遅れた場合は妊娠検査をすることが勧められています。避妊に失敗したばかりの人は、72時間以内にできることをまとめた記事も参考にしてください。

「きそうでこない」生理を早く来させる方法はあるか

お腹が張る、胸が張る、なんとなく来そうなのに来ない。予定がある日や、妊娠が不安なときほど、早く来てほしいと思うものです。ネット上では、ツボを押す、体を温める、特定の食べ物をとるといった方法が紹介されていますが、これらで生理を狙って来させられるという医学的な根拠は見当たりません。「来ない」ことで焦ってストレスがたまると、かえって遅れることもあります。

妊娠の可能性があるなら、ツボを探すより、先ほどの時期に検査薬を使うほうが確実です。生理がなかなか来ない状態が続く場合は、婦人科で妊娠していないことを確かめたうえで、黄体ホルモンの薬などで生理を起こす治療が行われることがあります。ただしこれはその場の対処で、来にくい原因そのものを治すものではないので、何度もくり返すなら原因を調べることが大切です。

旅行や試験などの予定に合わせて、前もって生理の時期を動かしておきたい場合は、薬で早めたり遅らせたりする方法があります。どの薬が「ずらす」目的で使えるのかは、生理を遅らせる・早める方法の記事で添付文書をもとに比べています。

病院に行く目安と、ピルで周期を整える

次のような場合は、婦人科を受診しましょう。

  • 生理が3か月以上来ない
  • 周期が39日以上あくことをくり返している
  • 妊娠検査薬が陽性だった
  • 生理が来ないうえに、強い腹痛や、ふだんと違う出血がある
  • 急に体重が大きく減った、増えた

生理が長く来ない状態を放っておくと、女性ホルモンが足りない状態が続き、骨がもろくなったり、将来妊娠したいときに困ったりすることがあります。「そのうち来るだろう」と何か月も放置しないでください。

原因を確かめたうえで、「いつ来るかわからない」ことに悩んでいるなら、低用量ピルで周期を整える方法もあります。ピルを飲むと、休薬期間ごとに決まったタイミングで出血が来るようになります。ただし、これは薬でつくられた周期で、生理不順の原因を治すものではありません。通院の時間がとれない人にはオンライン診療という選択肢もあり、一例としてDMMオンラインクリニックは、ファボワールやラベルフィーユといった低用量ピルを診察料なしで処方しています。1シート2,980円で、定期便なら1か月2,380円からです。別に配送料が550円かかり、保険の使えない自由診療です。

参照した情報

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次